「一生に一度しか咲かない」珍しい植物アガベ・テキラーナが開花《北川村モネの庭》【高知】
2024年8月19日(月) PM7時37分
高知県北川村のモネの庭では「一生に一度しか咲かない」という珍しい植物が開花しました。
まっすぐ高く伸びた茎の長さはおよそ7メートル。モネの庭で育てられている珍しい植物「アガベ テキラーナ」です。メキシコやアメリカ南西部原産の多肉植物リュウゼツランの仲間で、テキーラの原料になります。「珍しい植物」と言われる理由は一生に一度だけ花を咲かせ、その生涯を終えるからなんです。
ボルディゲラの庭・庭師・安部あき子さん:
「中南米とか南米の乾燥した環境の中で育つ植物ですので、そういった環境を生き抜くためエネルギーをためて、最後の最後に花を咲かせる。種をつける。そういう植物なんだと思います」
アスパラガスのような花茎が伸び始めたのがことし5月下旬。芽の下の段から上段に向けて黄色い花が咲き進みました。
開花までは30年から50年ほどかかるということです。モネの庭ではほかの種類のアガベは咲いたことがありますが、この品種は初めて。全国的にもテキラーナの開花例は少ないといいます。
貴重なアガベ テキラーナの花は8月いっぱい見られます。