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News- 高知のニュース

【高知】《携帯トイレ、構えとかないかん》防災グッズ買い求める人増える!家具家電の転倒防止を!

先週、4月17日、宿毛で震度6弱の地震を観測したあと,県内では防災グッズを買い求める人が増えているようです。まずは何から用意したらいいのか防災アドバイザーに聞きました。

西森記者「高知市朝倉にあるホームセンターです。こちらのお店では入り口に一番近い場所に防災グッズのコーナーが設置されています」

高知市のマルニ朝倉店には100点以上の防災グッズが並んでいて今日4月23日もお客さんの姿がー。
Q今日は何を買いに?
「携帯トイレ。絶対、買うちょいて損にならん、構えとかないかんと」

この店を始め県内で17のホームセンターを展開するフタガミグループでは17日の地震の後、防災グッズの売り上げが3倍から5倍ほどに増えたといいます。
フタガミ防災アドバイザー岡林哲史さん:
「やはり売れ筋としては水、食料を皆さんそろえますけど、それよりもまず先にやってほしいのは家具家電の転倒防止の対策」

防災士の資格を持ち防災対策のセミナーも行っている岡林さん。活動の教訓にしたいと地震後、四万十市のグループ店舗で聞き取りをしたり、宿毛市の被害の現状も見てきました。

フタガミ防災アドバイザー岡林哲史さん:
「実際、今回の地震でも家の寝室とかは(防災対策を)比較的やってあったけれど、やってない食器棚の扉とか電子レンジの下、オーブントースター、炊飯器、そういった家電類が飛んで落ちて壊れたというケースがあります。夜だったので今回はそこに人がいなかったけれど、実際そこに自分がおったらケガする。それを考えると対策をする必要がある」

まず重要なのが揺れ対策。食器棚に見立てた棚の固定を実際にやってもらいました。

岡林さん:
「一番大切なのはこっからここまでの高さがどれだけあるか、それにあった突っ張り棒を構えます」

天板と天井の長さに合わせた突っ張り棒を天井がへこまないよう板をかました上で、左右に2本壁際に設置します。高さを合わせてネジを止め、さらにジャッキを閉めると固定され動かなくなります。

Qこれで家具が倒れない?
岡林さん:
「家具が全く倒れないわけではないですけど、もし倒れてきても、倒れてくるまで時間がかせげます。時間があれば、そこから離れて逃げることができる。(転倒防止が)100%でなくても、少しからでも家具の固定を始めてください」

続いて家電の固定。粘着マットもありますが、より手軽なすべり止めマットの効果をオーブントースターを使って試します。実演A・マット無しB・マットあり。

こうした家具や家電の揺れ対策で自分の身を守ったら次は、安全な場所に逃げる事!岡林さんによると、普段からライトを付けたヘルメットを準備しておくと両手が空き逃げやすくなるそうです。

また、今回の地震のように、瓦やガラスの破損など住宅被害に備えるためにもブルーシートを備えておくといいという事です。

フタガミ防災アドバイザー岡林哲史さん:
「私達の店舗には防災カタログをおいてます。わからない事があれば店舗に来ていただいて、防災士がいる店もあるので、気軽に声をかけていただけると、ご相談にのることができる」

震度6弱の地震を教訓に、私たちも改めて南海トラフ地震への備えを進めていきましょう。