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News- 高知のニュース

高知県教育委員会 不祥事の防止強化へ マニュアル配布など対応策【高知】

教師によるセクハラやパワハラが続いていることを受け県立学校の校長らが防止策について話し合いました。

高知市で開かれた会議には41の県立学校の校長や県教育委員会のメンバーが出席しました。

高知南高校では2021年に教師による教育実習生へのパワハラが。土佐清水市の小学校では元教頭が2人の女性講師にセクハラをしたとして去年7月に懲戒免職となっています。

会議では有識者からの意見などを踏まえてマニュアルの配布など対応策が検討されました。

高知丸の内高校 校長
「校内で4月から不祥事防止委員会を設置しています。季節や時期によって比較的多くなっていく不祥事があるという報告もありましたので、季節に応じた校内研修を事前に実施できれば」

不祥事への対応については県教委の被害者への聞き取りが不十分だったことや、土佐清水市の教頭をセクハラ発覚後も教壇に立たせ続けるなど懲戒処分までに時間がかかりすぎていたことが指摘されています。対応策には「発覚から処分まで3カ月を目安に対応する」などが盛り込まれました。

県教育委員会・長岡 幹泰 教育長
「被害を受けられた方々をさらに傷つけるところがあったことについて、大いなる反省をしなければならない。各学校の(ハラスメント防止の)取り組み状況を確実にチェックしてバックアップしていきたい」

県教委は去年12月にポータルサイトを設置し、不祥事の根絶に向け研修用のガイドブックなどを掲載しています。