画像

  • 画像
  • 画像
  • 画像
  • 画像

News- 高知のニュース

【高知】県内で”紅麹”サプリ摂取の5人が健康被害訴え 店頭から商品撤去 注意喚起のチラシも

小林製薬の「紅麹」を巡る問題で4月2日までに県内でも5人が健康被害を訴えています。どのような対応が行われているのか県内の販売店や卸売会社を取材しました。

小林製薬の「紅麹」原料を使ったサプリメントを巡る問題では摂取した人が腎臓の病気などを発症し、これまでに5人が亡くなっています。

問題となった「紅麹コレステヘルプ」を取り扱っていたよどやドラッグでは問題が発覚した翌日に県内全店舗から商品を撤去。商品を陳列していた棚には注意喚起としてチラシを貼っています。

よどやドラッグ高知高須店店長は「今のところ数件ほど返品対応とご相談の対応をさせてもらったことがあります」「開封済み、未開封に関わらず返品対応しておりますので相談いただければ」と話しています。

一方、南国市の食品卸会社「丸三」では「紅麹コレステヘルプ」に使われているものとは異なる紅麹原料を小林製薬から仕入れていました。丸三によりますと県内への出荷はなく3月5日に香川県の食品会社1社に出荷し、26日には自主回収したということです。この商品は健康被害につながる成分は含まれていないことが確認されています。

丸三・岡内聡典社長「自分のビジネスを通じて被害者が出るようなことは本当に避けたいので」「メーカーさんには食の安心・安全を担保して市場に流通させていただきたい」

「紅麹コレステヘルプ」を巡っては県内でも健康被害に関する相談が複数寄せられていて、これまでに高知市で4人、中央西福祉保健所管内で1人が被害を訴えています。

高知市の1人は腹痛や手足のむくみ、吐き気、嘔吐など。もう1人は倦怠感があり健診で腎機能に異常な数値が出たということです。残りの2人についてはまだ分かっていません。中央西福祉保健所管内の1人は残尿感や足の腫れを訴えています。

いずれも「紅麹コレステヘルプ」を摂取していましたが、症状との因果関係は分かっていません。

高知市保健所は「回収対象となっている小林製薬の「紅麹」に関する製品を購入した人は直ちに使用を中止し、体に異常がある場合は医療機関を受診するか最寄りの保健所に相談してほしい」としています。