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News- 高知のニュース

「生活苦しい」「去年を上回る賃上げを」…労働者と経営者、知事が意見交換「価格転嫁も重要」【高知】

高知で働く人の給料を上げるにはどうしたらいいのか?県民の生活をインフレが直撃する中、19日浜田知事らが議論を交わしました。

浜田知事
「高知で若者に魅力がある仕事を提供していくということが極めて大事。魅力がある仕事というのは賃金の引き上げ、人材確保の意味も含めましてこれは大変重要な課題だと考えています」

県内の労働者や経営者、行政が一堂に会して知恵を絞る「高知県働き方改革推進会議」。年に1度開催されています。

連合高知は「去年の労使交渉で賃上げが行われたが物価上昇に追いついておらず、生活は依然苦しい。今年は去年を上回る賃上げを求めたい」としました。

一方、商工会や金融機関からは「人材確保のために賃上げをしたい企業は増えている。しかしそのためには、自社の商品やサービスの値上げが必要になるため、社会全体の理解が必要」という意見が出されました。

高知労働局 中村克美局長:
「賃上げするためには生産性の向上を進めることが重要ですが、価格転嫁や公正な取引も重要になってくる。きょう(19日)の会議で意識を共有し、各企業において取り組みができるように意識高揚を図っていきたい」

また、専業主婦などがパートで一定以上の収入を得ると手取りが下がってしまう、いわゆる「年収の壁」を気にせずに働けるよう、制度の見直しが必要だという意見も出ていました。