28年前、愛媛の施設から逃げ出し繁殖 外来種「サンジャク」の野鳥被害を実態調査へ【高知】
2023年12月28日(木) PM2時05分
メジロなど小型の野鳥を食べる外来種の鳥「サンジャク」の実態調査が行われることになりました。
中国などに生息する外来種の鳥「サンジャク」。28年前に愛媛の施設から逃げ出した35羽が繁殖したとみられ、四万十町を始め安芸市などでも目撃されています。
シジュウカラが襲われたり一部地域でメジロの姿が全く見えなくなるなど、サンジャクによると思われる被害拡大の懸念があるとして、四万十町でヤイロチョウの保護に取り組む団体が実態調査を行うと12月27日に発表。
1月中旬以降サンジャクにGPS発信機を取り付けて巣のありかや行動範囲などを調査、結果を県や環境省に提供して対策を求めることにしています。
団体は実態を把握するため県民に「サンジャクの目撃情報」の提供を広く呼びかけています。《情報は生態系トラスト協会 TEL/FAX0880-29-4011まで》