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News- 高知のニュース

デジタルで《総入れ歯》製作の手間を大幅削減 YAMAKINに『地場産業大賞』【高知】

“デンタル”もデジタルの時代です。

高知・香南市の貴金属地金加工業、YAMAKIN株式会社の技術「地域の歯科技工士がつくるデジタルコピーデンチャー」が高知県地場産業大賞に選ばれました。

デンチャーとは総入れ歯のこと。口と歯の形をスキャンしてデジタルデータにすることで、自動で入れ歯を製作、データを保管できます。

総入れ歯は従来歯科技工士が型を取って手作業で作りますが、手間や時間を大幅に削減できるといいます。

高齢化が進み、総入れ歯の需要が大きい高知県ではこのような技術が患者にとっても待ち時間の短縮など負担軽減につながると期待されます。

YAMAKIN・山本樹育 社長:
総入れ歯の作製は患者さんが歯科医院に行って型を取って、歯科技工士がその型を元に一個一個手作りすという作業だったけれども、型を取る負担が患者さんになくなります。匠の技術とデジタル技術を融合させて、歯科技工士の働く環境の改善にも寄与していきたい

地場産業大賞は県内で作り出された優れた商品や活動を表彰するもの。今回は大賞のYAMAKIN以外に、特許技術で絹のような感触を実現した保湿ティッシュを開発した河野製紙など、計14の企業や団体が各賞に決まりました。

表彰式は2024年2月に行われます。

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