紅葉に染まる《五台山・竹林寺》牧野植物園では真冬の花がフライング?【高知】
2023年12月1日(金) PM6時32分
開創1300年の古刹、高知市五台山の竹林寺。参道脇のモミジが緑から赤へのグラデーションを描いています。12月スタートの1日の最低気温は、四万十町窪川で2.1℃、本山で2.4℃、南国市日章で2.6℃など冷え込みました。
(野村舞)
「空気も澄んでいて、色づきがすっごくきれいに見えます。(五重塔を見て)きれい!私、この光景一番好きなんですよね」
標高の高い五重塔のまわりは、ここ1週間ほどで一気に紅葉が見ごろとなりました。
本堂の脇にそそり立つイチョウも見事に染まり、まるで黄金のじゅうたん。見どころの多い竹林寺の紅葉を参拝客は静かに楽しんでいました。
三重から
「階段上がった途端に紅葉が広がっている。それが素晴らしい」
「ああ、日本は紅葉がきれいなんだなぁって。」
竹林寺の紅葉は今週末から12月中旬にかけて見ごろが続きそうです。
一方お隣、牧野植物園ではツワブキの鮮やかな黄色い花びらが長い回廊を彩っています。
今の主役はキク科の植物。園の至るところで黄色や白の花が咲き誇っています。
さらにこちらは、2023年一番に咲いたバイカオウレン。牧野博士が幼少期から愛したという小さな花です。例年、園では12月に入ってから咲き始めますが、牧野ブームのせいかこの子はかなり“フライング”で11月下旬に開花したそう。植物で感じる冬の始まりもいいものですね。