大人への階段を一歩…中学生が高知産食材のフランス料理でテーブルマナーを学ぶ【高知】
2023年9月26日(火) PM6時50分
高知市のホテル「OMO7高知」
宴会場に集まったのは、池川中学校と仁淀中学校の1年生20人です。フルコースの食事マナーや地産地消について学ぶために訪れました。
これは仁淀川町で食品の加工などを行う「フードプラン」が、食育の一環として開いている「仁淀川レストラン」です。JA高知県の職員から地元の野菜や果物の収穫や販売について講義を受け、地元食材への知識を深めたあとは、いよいよテーブルマナーを学びます。
田村 優介アナウンサー
「ついに中学生の前に料理が運ばれてきました。うまくフォークとナイフを使うことができるんでしょうか。」
用意された料理は、高知の食材をたっぷり使い一流ホテルのシェフが仕上げたフレンチのコース料理です。前菜は「ビンナガマグロのマリネと海老いろいろ野菜のブーケ仕立て赤パプリカのドレッシング」です。
慣れないナイフとフォークに悪戦苦闘です。次に出てきたのはパイ包み焼きスープ。スープの中には仁淀川町産の生キクラゲが入っています。これも食べるの難しそうですね。初めてパイ包みスープを食べた生徒は…
池川中
「どうやって食べるのかなぁって思って。初めてだから」
一流のコース料理に緊張した様子の生徒たち。学びも多かったようです。
仁淀中
Q:うまく使えた?
「いや、あんまり使えてない。食べ終わった時にナイフとフォークを置く場所を忘れてしまったので、そこが難しかったです。」
仁淀中
「大人になって好きな人とロマンチックな所とか行った後に夕食とかを、こういうテーブルマナーのある所で食べたいと思ったので、そういう時に活かしたい。」
株式会社フードプラン 森下 由朗 社長
「なかなか初めての機会を与えられるってことは少ないと思うんですよね。その一つの機会を与えるっていう意味で、皆さんに初めての体験をしてもらいたい。」
本格的なフランスのコース料理を体験した生徒たち。大人への階段をまたひとつ上ったようでした。