親子2代で育成 ジューシーなオリジナルのナシ 『博水(はくすい)』「今年は良い!」【高知】
2023年8月28日(月) PM6時15分
8月22日から収穫が始まったオリジナルのナシ『博水(はくすい)』です。高知県いの町で果物の直売所を営む畑山健さん68歳が栽培しています。
畑山 健さん
Q:今年の出来は?
「今年は良い。雨が多かったので太りがすごく良い。日本でもうちしかないナシ。うんとジューシー」
おいしさの秘密の一つは実を包む袋にありました。
畑山 健さん
「直接光があたらない。虫や病気がつきにくい。2重の袋に黒色を入れることで肉質もしっかりしておいしくなる」
『博水』誕生のきっかけは40年以上前。健さんと父の博水さんが、接ぎ木をするための台木から伸びる見たことのない枝を発見。育ててみるとおいしい洋ナシの実がなりました。商品化しようと親子で品種改良し、オリジナルのナシが誕生。健さんは父の名から「博水」と名づけました。
畑山 健さん
「親父は自分の名前をつけるのを嫌がったが、親父も亡くなって親戚や客が『お父さんのナシ』と言って買いに来てくれる。一つの親孝行はしていると感じる」
6年前、博水さんは95歳で他界。その後も、健さんは暑さや虫から実を守る袋をかえるなど工夫をこらし、博水は進化を続けています。
玉井 新平アナウンサー
「シャキッとい歯ごたえ感触が楽しく、その後にぶわーっと果汁があふれ出る。2段階でおいしい。旬の甘さはじけるおいしさ抜群」
オススメの食べ方は…
畑山 健さん
「生食ですぐ食べるのではなく、冷蔵庫で一晩切った状態で置くことで、すごく風味が変わってくる」
博水の収穫は9月10日頃までで、いの町の畑山果樹園の直売所で1個500円から700円ほどで販売されています。