画像

  • 画像
  • 画像
  • 画像
  • 画像

News- 高知のニュース

感染急拡大で医療現場は「増え続ければ確実にひっ迫する」自宅待機の看護師増でギリギリの状態【高知】

重症者や重症化リスクの高い中等症患者を受け入れている高知市の近森病院。第7波の感染者急増により、7月に入って発熱外来を受診する人が増加し、きのう(26日)までの受診者は1月に比べ3倍以上となっています。

多くの患者に対応するため特に検査や問診を行ったり結果を電子カルテに入力する看護師の負担が増えていると言います。

近森病院 感染症内科 石田正之 部長 
「病院全体で考えると何とか回っている状況。ただ例えばコロナの対応・発熱外来であるとこのまま減らずに増える状況だったら確実にすぐひっ迫するというな懸念はある」

ひっ迫の原因のひとつが医療スタッフが感染したり濃厚接触者になったことによる自宅待機の増加です。近森病院では、きのう(26日)時点で医師2人、看護師23人のあわせて25人が欠勤する状況になっています。

近森病院 感染症内科 石田正之 部長 
「(自宅待機は)圧倒的に看護師(が多い)。これ以上更に増えていくと本当に要するに勤務繰りが回らない可能性が出てくる」
「実は本来のコロナ病棟のスタッフだけじゃなくて、応援スタッフが何人か入って勤務を回しているというような状況になっている」

また医療体制のひっ迫を引き起こすもう一つの要因が入院している高齢の重症患者の対応です。

近森病院 感染症内科 石田正之 部長
「食事をとるにしても介助をしなきゃいけないとか、トイレにしても車イスに乗せたりとか結構1人に(時間が)かかる。介助の度合いが結構多くなっているのでその分どうしてもスタッフを少し厚めにいれなきゃいけない」

石田医師は高齢者をコロナ感染から守ることが医療体制を守ることにもつながると強調し、行動制限のないこの夏の過ごした方について次のように呼びかけました。

近森病院 感染症内科 石田正之 部長 
「高齢者の方っていうのはやっぱり重症化しやすいし、入院するリスクも高くなるから高齢者にやっぱり感染を繋げないようにすること(が重要)」
「ワクチンはもちろんだができるだけ自分がまずかからないように、かつそれをおじいちゃん、おばあちゃんとかに(感染を)つなげないこと。そういうふうなことっていうのをやっていくというのは1つ重要な核となるかと」

最近のニュース