のいちあじさい街道 長年かけて76歳男性が整備「生きがいやね」 1万9千株が見ごろ【高知】
2022年6月8日(水) PM7時00分
野村舞アナウンサー
「田園から吹き抜けてくる風が気持ちいいです。今、のいちあじさい街道きれいに色づいています。気持ちがいいですヨ」
高知県香南市野市町の西佐古地区と父養寺地区を結ぶ1.2キロの「のいちあじさい街道」6月に入り一斉に色づき始め今、一番の見頃となっています。
「ちょうどええ時やね」
「この間の雨が効いたのよ」
「雨がよかったのよ」
平日にも関わらず多くの人が散策に訪れていました。この遊歩道の下の斜面もすごいんです。30種類以上・1万9千株がカラフルに彩っています。今や、観光地にもなっているこの街道を整備した方にお会いしました。
「横田さん、ご無沙汰しています。野村です こんにちは、お元気でしたか?」
「元気です」
横田博さん、74歳です。不法投棄が多かったこの場所をなんとかしたいと、26年前に30本のアジサイを植え徐々にここまで増やしてきました。
横田「全然(ゴミを)ふ(捨)てんなったきほら、ほんとによかった」
野村「どうしてアジサイに?」
横田「アジサイは一番簡単な思うてほら。挿したらすぐ咲く、それで植え始めた」
野村「実際簡単でしたか?」
横田「簡単。最初は」
野村「今は?」
横田「今、もうしんどいやりすぎて」
とは言いつつも、今年も新たに自費で50株増やしたそうです。
野村「何ていう花(品種)ですか?」
横田「そらあ わからん わからん」
横田さん、品種名はそこまでこだわりはないようですが見せ方には気をつかっています。
横田さん「ここを低う 2番目高く 3番目と 見よいように」
野村「へぇ横田さん、デザインですね」
横田「へへへ 照」
新緑に映える「アジサイの道」が人々を魅了ー
見に来た人
「アジサイきれい、もうすばらしい。毎年見に来ゆうけど元気でおる間は連れてきてもらわないかん」
横田博さん
「来てくれたらうれしいね。きれいなと言うてくれるががそれが生きがいやね」
香南市の「のいちあじさい街道」の見頃は6月いっぱい続きそうです。