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News- 高知のニュース

釣り針が刺さったウミガメを保護・むろと廃校水族館で長さ4センチ、太さ2ミリの釣り針を抜く【高知】

3月11日(金)に室戸市の「むろと廃校水族館」に運び込まれたアカウミガメ。口の左側に太くて大きい釣り針が刺さっています。

三津の定置網にかかったもので、甲羅の長さは67センチほど。人間でいえば中高生くらいの若いウミガメです。

むろと廃校水族館・千原周さん「(針が刺さると)エサが食べにくくなり、やせてしまう弊害がある」

このままでは衰弱が心配されるため、2人がかりで釣り針を抜く作業を行いました。

抜けたのは長さ4センチ、太さ2ミリの釣り針で、返しがついていて外れにくい構造でした。

むろと廃校水族館・千原周さん「はえ縄やカジキ・マグロ漁の釣り針と予想される。かかってしまって漁師が糸を切ってしまったのではないかと思われる」

針を外されたウミガメは水族館のプールで様子を見ていますが、早期発見で処置できたことから経過は順調で、近々放流することにしています。

廃校水族館によりますと、釣りでウミガメがかかることは珍しい事ではないそうです。もし、かかってしまったら、固いものを噛ませるなど、手を噛まれないように気をつけて針を外すか、最寄りの水族館に相談してほしいとしています。