高知FDの新人選手が佐川町へ転入 現役東大生も仲間入り「人生悔いを残さずやりたい」【高知】
2022年1月18日(火) PM7時00分
佐川町役場を訪れたのは高知FDの新人選手たちです。今年入団した新人は19人。最年長は25歳で最速152キロのストレートが武器の秋田有輝投手です。また土佐高校を卒業後、社会人野球のチームで経験を積んだ高知県出身の山本奨真選手の姿も。役場では選手たちが佐川町への転入届を提出しました。
佐川町民となった新人選手たちが新生活を送るのは町内にある共同の寮。2人1部屋で現在30人ほどが生活しています。こちらの部屋で生活しているのは3日前に東京からやってきたばかりの高橋佑太郎選手です。
実は高橋選手は東京大学の4年生。小学校1年から野球を始め東京6大学リーグでも内野手として試合に出場していました。
高橋佑太郎選手
「自分は人生の中で何とか悔いを残さずにやっていきたいという、一日の中で全てやれることをやり切りたいという思いがあってその中で自分にとって野球というのが自己実現の手段として一番やりたいことだった」
部屋の多くの部分を占めるのはウエイトトレーニングの器具です。16キロのダンベルを片手で軽々と持ち上げるなど日々鍛錬を続けています。そんな高橋選手の専攻は経済学。将来は独立リーグの運営にかかわるという夢を持っています。
高橋佑太郎選手
「アメリカと日本のプロ野球の違いとか経済規模の違いとかを説明した本を持ってきました」
「独立リーグというところからよくしていくことが出来れば日本の野球全体もよくしていける可能性はあるんじゃないかと思っていて、そういった勉強もしたいと思ってそれも独立リーグを選んだ理由の一つ」
午後からは越知町のグラウンドで新人選手のトレーニングが初めて行われ、選手たちは寒空のもと体を動かしていました。
高橋佑太郎選手
「高知県の子供たちとかファンの人たちに元気を与えられるような存在になりたいと思うと同時に自分の目標である1日1日を大切にするというのはずっと継続してやっていきたい」
チームの全体練習は2月1日から行われます。