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News- 高知のニュース

坂本龍馬の知恵袋「福井藩」展 土佐藩との重要な関係・新政府の財政担当した三岡八郎とは?

高知市の県立坂本龍馬記念館で開かれている企画展には、土佐藩と福井藩の関係を紹介する資料26点が展示されています。
土佐藩主・山内容堂と親交が深かったのが福井藩の藩主・松平春嶽です。
この短冊は「土佐へ来て鯨を食べながらうまい酒を飲みましょう」容堂が春嶽を誘った歌。
2人の気兼ねない関係が伝わってきます。

会場には龍馬と福井藩のつながりを知ることができる資料も。
こちらは大政奉還直後に福井を訪れたことを後藤象二郎に報告した龍馬の手紙。
この中で取り上げられているのが、福井藩士の三岡八郎です。
三岡八郎のちの由利公正は龍馬が新政府の財政担当に推薦した人物。
莨屋旅館は2人が何度も夜更けまで日本の将来を語り合った場所で、紙幣発行など三岡の考え方に龍馬は感銘を受けました。
このほかにも、幕末における福井藩の重要性を知ることができる資料が展示されています。

(県立坂本龍馬記念館・三浦夏樹チーフ)
「実は非常に重要な藩。大政奉還を土佐藩が建白していくにも重要だった。明治政府でも財政を担当するなくてはならないもの。担当した三岡と龍馬の関わり、ぜひ知っていただきたい」

この企画展は県立坂本龍馬記念館で4月4日まで開かれています。