2月27日いよいよ全線開通 これが「高知南国道路」だ! 災害時は”命の道”に【高知】
2021年2月16日(火) PM7時00分
澤記者
「北は高知インターから南は高知南インターまで。全長6.2キロが2月27日ついに開通します」
高知ICから高知龍馬空港IC間の15kmを結ぶ高知南国道路。全線開通を前に報道向けの内覧会が行われました。
高知南国道路は高知南ICから高知龍馬空港IC間はすでに開通していて、残る高知ICから高知南ICまでの6.2キロが2月27日に開通します。
2001年3月に着工し総工費はおよそ1700億円。この区間の開通により、高知ICから
高知龍馬空港までの所要時間は通常時でおよそ7分、渋滞時でおよそ9分短縮され、よりスムーズな移動を可能にします。
そして災害時には「命の道」としても期待がかかります。高知市高須砂地に設置された高知中央IC付近には、緊急避難用の高さ8メートルの高台が3月完成予定。道路の高さは10~14メートルと津波が来ても浸水しないよう作られていて、災害発生時の救命活動や救援物資のための道として使うことができます。
土佐国道事務所 平岩洋三事務所長
「(例えば)高知龍馬空港に降り立ったお客さんが県内隅々までこの道路を使って行っていただくことができる。上手く使っていただいて様々な皆さんの活動に使っていただけるのでは」
便利になる一方で複雑になるのが、高知中央ICからの乗り口です。
高知中央ICを上から見た図です。高知ICに向かう場合は乗り口が大津バイパスからになりますが、空港方面に向かいたい場合は北環状線から乗ることになります。高知南国道路からの降り口はそれぞれご覧の通りです。空港方面から高知中央ICを過ぎると一般道へは降りることができないので注意が必要です。
高知ICから高知南IC間は2月27日の午後4時に開通します。