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大月町の研究所がサンゴの生息調査を報告 桂浜でもサンゴの生息を確認 【高知】

桂浜など高知県中部に生息するサンゴの調査報告会が開かれました。

大月町の黒潮生物研究所は県の依頼を受け、去年度からサンゴの調査を行っています。調査が行われたのは西は四万十町から、東は香南市までの県中部の海域で、調査報告会には大学生などおよそ20人が参加しました。

高知県内では、これまでにおよそ140種類のサンゴが確認されていますが、今回の調査により中部の海域では68種類が確認されました。

そのうち新たにサンゴの生息が確認されたのが桂浜です。遊泳禁止エリアだったこともあり、これまで調査は実施されていませんでした。

黒潮生物研究所・目崎 拓真専務
「桂浜にサンゴがいるとは思っていなかったので、非常に有意義な調査になった」

研究所は桂浜を沖合300メートルにかけて調査。鮮やかなピンク色のソフトコーラルなど18種類を確認しました。

黒潮生物研究所・目崎 拓真専務
「巨大に成長することは難しいがいろいろな条件が重なれば、もしかしたら桂浜の沖でもサンゴの群生が見られる日が来るかもしれない」

中部で最も多い60種類の生息が確認されたのが香南市の沿岸です。香南市の夜須町沖は2018年1月と2月の寒波の影響を受け、海水温が記録的な低さとなり広範囲でサンゴが死滅していました。しかし現在は緩やかな回復をしていることが分かりました。

また会では須崎市や四万十町の沿岸は20年前と比べて生息するサンゴの種類がおよそ3割減っていることも報告されました。サンゴを食い尽くすオニヒトデの大量発生が原因とみられています。

報告会を聞いた高知大生
「オニヒトデの影響があってなかなかサンゴが増えづらくなっていると聞いて、しっかり対策をしていく必要があると感じた」

黒潮生物研究所・目崎 拓真専務
「サンゴがあることで増える生物なども出てくるので資源を利用・活用だったり、観光面で利用されていけばいいなと思う」

黒潮生物研究所は来年度、県西部の調査を行う予定です。