全国の公立小で初 香美市の小学校が国際バカロレア認定 そのプログラムの中身とは?【高知】
2021年1月19日(火) PM6時30分
カメラマン「何の本探してるの」
児童「ゴミの本」
次々と本を手に取る子供たち。香美市立大宮小学校で行われている国際バカロレアの授業です。国際バカロレアは「探求する人」「考える人」など、国際的な視点を持って行動できる人材を育成するスイス発祥の教育プログラムです。香美市は2018年にオーストラリアのエマニュエル小学校と、姉妹校提携をしたことをきっかけに国際バカロレアの導入を決定。1月13日、公立の小学校としては国内で初めて大宮小学校が
国際バカロレア校に認定されました。
「私たちはどのような場所と時代にいるのか」「この地球を共有するということ」
といった6つのテーマに沿って、教科や学年の枠にとらわれず、自分でテーマを決め
積極的に探求していきます。この日の授業で3年生はゴミについて、図書室の本やタブレットなどを使い研究していました。
児童ON
「ゴミはなんで『ゴミ』っていうのか(調べたい)」
Q気になる?
「うん 気になる」
テーマが決まらない子にも先生が優しくアドバイスします。
先生「燃えるゴミと資源ゴミがあることは分かったよね。他に何のゴミがあるかが
分からんがやろ。そこから調べてみたら?そしたら調べたいゴミがあるかもしれんね」
児童
「詳しく分かって良かった。(ゴミ減量が進めば)地球の環境も良くなってゴミを運んでくれる人も楽になって良くなる、世界が」
香美市は香北中学校も認定候補校になっていて、小中一貫のバカロレア教育を目指しています。