コロナで防災計画見直し 避難所一人当たりのスペース拡大、ホテル・旅館の活用も【高知】
2021年1月19日(火) PM6時30分
高知市ではこれまで、避難所の開設に当たって一人あたり2平方メートルスペースを確保することにしていました。しかし、新型コロナの拡大を受けて、人と人との距離を2メートルとるため、一人あたり4平方メートルとするよう防災計画を練り直し、
きょう(19日)開かれた会議で承認されました。
高知市では南海トラフ地震が起きた時に、最大で16万5千人が避難すると想定されています。これに対して避難所の収容人数はおよそ9万人分足りておらず、避難場所の確保が課題になっています。新しい基準によって、収容人数がさらに少なくなるため、課題は深刻化しています。対策として高知市は、ホテルや旅館を避難所として活用することなどを決めました。
また新たな防災計画では非常持ち出し品として、懐中電灯や乾電池に加えてマスクと体温計を準備しておくよう市民に対して求めています。