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News- 高知のニュース

土佐くろしお鉄道 過去最大7億円の赤字見込み 【高知】

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、土佐くろしお鉄道の今年度の収支が7億を超える過去最大の赤字見込みとなることがわかりました。

きょう(23日)行われた土佐くろしお鉄道の取締役会の発表によりますと、4月から10月までの「ごめん・なはり線」の運輸収入は1億6165万円と、前年同時期のおよそ73%にとどまりました。

観光客が利用する特急列車の売り上げがメインとなる「中村・宿毛線」の収入は9860万円で、前年の半分にまで減少しています。特に緊急事態宣言が出された4月の売り上げは前年の2割以下にまで落ち込みました。

9月以降は県内の感染者の数が落ち着いたことやGoToトラベルの効果もあり、前年の70%にまで持ち直しました。

しかし、今月に入ってからの感染拡大で再び厳しい状況となっています。今年度の収支は過去最大の7億1450万円の経常赤字となる見込みです。

土佐くろしお鉄道・金谷 正文社長
「年末年始の繁忙期が移動自粛で相当ダメージを受けている。今年は1年を通じて非常に厳しい1年になった」

土佐くろしお鉄道は先月から県内の交通事業者12者と協力し3日間鉄道、路面電車、バスが乗り放題になる交通パスなどを販売し、利用者の増加を図っています。

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