“コロナ禍”を4コマ漫画で表現「いろんな発想で楽しんで」横山隆一記念まんが館で作品展【高知】
2020年12月21日(月) PM6時15分
高知市の横山隆一記念まんが館で「4コマまんが大賞」の作品展が開かれています。
毎年行われているこの賞には2020年は全国から859点の応募がありました。
そのうち一番多かったテーマは「新型コロナウイルス」で集まった数は100点を超えました。
「見えるC、見えないC」と題した作品は、「右」「下」と続いていく視力検査の最後には何もありませんが…「見えないC」イコール「コロナウイルス」を表現。
2020年ならではの作品です。
「リモート飲み」をテーマにした作品は、若者のリモート飲み会を見たおばあさんが「自分も」と、おじいさんと画面越しの飲み会をします。
…と思いきや、おじいさんの画面は遺影でした。
2人の思い出を肴に酒を飲むというしみじみとした気分になる作品です。
そのほかキャンプの本を買った人が実際にその本をテントにしてしまうというユニークな発想が描かれたものや、次々と過去の栄光を自慢するおじいさんたちに対抗しおばあさんが出してきたのはなんとブラジャー。若かりし頃のスタイルの良さを恥ずかし気に自慢するかわいらしさが描かれています。
訪れた人「最後の、おばあちゃんが持ってるあの照れた感じがよかったです。こんな風な絵のタッチとか細かさとか色彩とか丁寧さが見れるのが、すごくおもしろかったです」
横山隆一記念まんが館・伊勢脇生花 副館長「受け取る側も色んな発想ができると思うので、そういったところを楽しんでいただけたらと思います」
作品展は2020年12月27日まで開かれています。〆