3万2000羽を殺処分 養鶏場で鳥インフルエンザ確認 養鶏場での確認は県内初【高知・宿毛市】
2020年12月16日(水) PM8時00分
(澤村栄治記者リポート)
「いま県の職員が防護服に身を包み、ものものしい雰囲気で養鶏場へと向かっています」
宿毛市の養鶏場でニワトリが死んでいるのが見つかり、遺伝子検査の結果「H5亜型」の高病原性鳥インフルエンザウイルスであることが確認されました。
きょう(16日)午前10時、県職員ら154人が防護服姿で現場に向かい感染拡大を防ぐ作業を開始しました。
ニワトリおよそ3万2000羽の殺処分や敷地の消毒などが行われます。
県内で高病原性鳥インフルエンザが確認されたのは2011年に野鳥1羽が確認されて以降2例目で、養鶏場での確認は初めてです。
午後には県庁に農林水産省の池田道孝政務官が訪れ、知事と連携を確認しました。
国の専門家で構成される疫学調査チームが県に派遣される予定です。
(浜田知事)
「高知県の場合は他の家畜伝染病も含めてまったく初めての経験ということになるので、全国的な事例の知見が国は揃っているので、アドバイス指導をお願いをしたところです」
殺処分などの作業は16日深夜まで行われる見込みです。