豊ノ島「相撲道具展」 アンパンマン生みの親デザインの化粧まわしも【高知】
2020年10月12日(月) PM12時00分
金太郎が描かれた「化粧まわし」や勇猛な闘犬が目を惹く「浴衣」。宿毛文教センターでは地元出身の元関脇豊ノ島が使っていた相撲道具15点が展示されています。
2002年、初土俵を踏んだ豊ノ島は6年後に関脇に昇進。幕内力士として18年間活躍しました。2020年4月に引退した後は井筒親方として指導にあたっています。引退を報告するため故郷に帰る予定でしたが新型コロナの影響で断念。支えてくれた人に感謝の気持ちを伝えたいと相撲道具の展示を企画しました。
こちらは新十両に昇進して初めて着けた化粧まわしです。アンパンマンの生みの親、やなせたかしさんがデザインしたものは豊ノ島が一番愛用していたそうです。
父親の梶原一臣さん(67)は「こんなに盛大にやっていただけると思わなかったです。もう引退してあの子のことを思うこともないろうけんど、これを見てまた思い出していただけたらありがたいです」と話していました。
豊ノ島の現役時代に思いを馳せる展示会は10月18日まで開かれています。
なお、元関脇・豊ノ島は引退後、ダイエットをして体重が20キロも減ったそうです。背広が着られるようになったということで、次に高知に帰ってくるときは豊ノ島関の背広姿が見られるかもしれません。