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News- 高知のニュース

”開かずの扉”をガラス張りに!?牧野植物園10億円かけリニューアルへ 研究を「見える化」【高知】 

高知市五台山の牧野植物園内にある「資源植物研究センター」です。植物の研究や保管を目的に58年前に建設され、老朽化が進んでいます。

このため県は12月から10億円をかけて、一般客も入れる新しい研究棟の整備を進めています。研究棟は2階建てから3階建てとなり、延べ床面積は2・6倍の1600平方メートルに。最大の特徴は「研究の見える化」です。

(玉井アナリポート)
「研究センターの1階には研究員しか立ち入れない実験室がある。リニューアルするとガラス張りとなり間近で実験が見られる」

(研究員)
「緊張して仕事することになるが」
「これをきっかけに化学分野にも目を向ける流れができれば」

植物の成分やDNAを調べる実験室は、一般客にとってはいわば「開かずの扉」でした。リニューアル後はこの扉をガラス張りにして、実験を見学できるキッズ・ラボを設置。その狙いはー

(牧野植物園 水上元園長)
「植物の研究をもっと身近に感じとって興味関心をもっていただき、第2第3の牧野富太郎がこの高知県下に生まれることに寄与したい」

さらに、屋上は大きく変わります。

(玉井アナリポート)
「3階に増築されレストランが入ります。南側を全面ガラス張りにし五重塔、四季折々の景色を楽しむことができるようになる」

3階に入るガラス張りのレストランは南園を一望できます。春には桜景色が広がりー
ライトアップされた夜景も楽しめるようになります。

(牧野植物園 水上元園長)
「こういう研究施設をもっている植物園は恐らく日本にはない」
「牧野植物園の魅力の一つとして発信し、より多くの入園者に来ていただける施設にしたい」

新しい研究棟は来年の秋にオープンする予定で、牧野植物園は年間20万人以上の来園を目指します。