自宅マンション放火の25歳男に「懲役3年、保護観察付き執行猶予5年」の判決【高知地裁】

2025年6月11日(水) PM7時52分

去年6月高知市の自宅マンションに火をつけて一部を燃やした罪に問われていた男の裁判員裁判で、高知地裁は懲役3年、保護観察付きの執行猶予5年の判決を言い渡しました。

現住建造物等放火の罪に問われていたのは高知市の無職・大坪柾貴被告（26）です。

判決によりますと、大坪被告は去年6月自殺を図ろうとして高知市大津の自宅マンションで床に山積みにしたチラシなどに火をつけ、自宅の一部を焼損した罪に問われています。

6月11日の裁判で稲田康史裁判長は、被告はかねてから自閉スペクトラム症など精神疾患があるにも関わらず医師の診察を受けていなかったとした上で、「放火という危険な手段を安易かつ身勝手にも選択した」と指摘。「社会復帰後の更生環境が十分ではなく、公的機関による指導監督を受けさせる必要がある」として懲役3年、保護観察つきの執行猶予5年の判決を言い渡しました。

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