知人から《現金3480万円とローンカード12枚を詐取》元教師の男に懲役5年の実刑判決【高知地裁】
2024年10月8日(火) PM7時13分
知人から現金やローンカードをだまし取ったとされる元教師の男に高知地方裁判所は懲役5年の実刑判決を言い渡しました。
判決によりますと、元高校教師の棚橋芳文被告(57)は2019年4月からおととし11月にかけて妻の理香被告と共謀し、知り合いの教師などから銀行のローンカード12枚と現金3480万円をだまし取りました。
これまでの裁判で棚橋被告はおおむね罪を認めた一方で、犯行を思いついた経緯や
手口について「妻が考えついた」とし理香被告の主導と主張していました。
8日の判決で大友真紀子裁判官は「それまでの人間関係に基づき、知人らが寄せる信用と善意につけ込み、次々と知人をだまし、態様は悪質で被害金額は多額に上る」として懲役5年を言い渡しました。
一部の罪については妻の理香被告が実行していて共謀の証拠がないことから無罪としました。