アフリカで育った小学生写真家の個展が四万十市で開かれる
2024年7月19日(金) PM7時21分
アフリカで育った小学生の個展が高知県四万十市で始まりました。
鮮やかな黄色い羽に真っ赤な目。じっとこちらを見つめる「ハタオリドリ」にピンクの羽を広げた「フラミンゴ」。四万十市から来た男性は「ようこんな羽広げたところ撮れるね」女性は「すごい才能、小学生なのに」とビックリ。この写真を撮ったのは小学5年の山田龍士郎くん。彼が撮影したおよそ150点が展示されています。
さらに驚きなのが撮影した場所です。山田龍士郎くんは「ほとんどここにある写真は全部ルワンダという東アフリカにある国で撮りました」と語ります。龍士郎くんは母・美緒さんが女性支援を行っている東アフリカの「ルワンダ共和国」で3才から暮らしています。母の友人が四万十市にいた縁で4年前から5月以降の3カ月間は東中筋小学校に通っており、今回初めての個展を四万十市で開くことになりました。「ここの前に葉っぱがあるんですけどとった時に首がこうなってて(傾いてて)意味不明な感じで写っててめっちゃおもしろいなって思って。気に入ってます」
2年前、プロのカメラマンが撮った鳥の写真に感動し撮影を始めた龍士郎くん。わずか2年ほどで腕を磨き撮りためた写真は4千枚に上ります。母の美緒さんは「とにかく夢中になって撮るのでちょっとでもアングルとか目線が気に入らなかったら気に入るまで探し続けてずっと撮るというところはすごいなって思いますね」愛用しているのは1眼レフカメラですが、望遠レンズは使わず鳥にそっと近づいてシャッターを切るのが龍士郎くん流です。「日本でもいっぱい撮ってみたいです。アカショウビンっていう鳥、いろんな種類のカワセミやめっちゃきれいなブッポウソウっていう鳥やヤイロチョウとかを撮りたいです」と意気込みを語ります。
写真展は「しまんとぴあ」で7月20日まで開かれています。