画像

  • 画像
  • 画像
  • 画像

News- 高知のニュース

皆が笑顔になれるよう よさこい祭りに向け“手作り”の鳴子工房大忙し【高知】

よさこい祭りまであと2ヵ月あまり。高知県香美市の工房では踊りに欠かせない鳴子作りが繁忙期を迎えています。

香美市香北町にあるやまもも工房の鳴子工場でです。連日5人の職人が鳴子作りに追われています。

南場 功充 工場長:
「完全に手作業なもので、ともすれば削り過ぎたりして形が狂ったりするので、とにかく形を狂わさんようにきれいに仕上げていくのがいつも気をつけているところ」

やまもも工房は1996年から鳴子作りを開始。丁寧な仕事が評判でピーク時には国の内外のチームから年間1万組の依頼を受けていました。しかし新型コロナの影響で2021年に注文数が例年の10分の1に激減。工場閉鎖の危機もありましたがー

やまもも工房・公文 佑典 社長:
「よさこいにはやまもも工房の鳴子なくしてよさこいはないですよと、これからも作り続けてくださいという声をたくさんいただいたので、すごく支えになりました」

おととしにはクラウドファンディングを活用するなどして乗り越えることができました。今年はコロナ禍前の8割ほどまで注文数が回復。毎日工場を稼働し1日70組の鳴子を製作しています。

Qこれは何をしているところ
職人
「3本のバチが揃うて音とか(バチの)降り具合を見ている。きれいに降りてくると音も違いますのでね」

踊り子の気持ちを思い浮かべながらスタッフが心を1つにして作り上げる鳴子。祭りにまでにおよそ8000組を仕上げるということです。

やまもも工房・公文 佑典 社長:
「お祭りまであと2ヵ月くらいになるんですけど、踊り子さんも皆さんが笑顔になれるような鳴子を作っていきたい」

また、やまもも工房は香美市土佐山田にギャラリーがあり、これまでに製作した1000点を超える鳴子が並んでいます。営業は平日の午前9時から午後5時までで見学には事前の予約が必要です。

最近のニュース