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News- 高知のニュース

江戸時代に《タイムトリップ》「土佐の歴史に触れて」絵図や写真など111点展示 南国市で企画展

令和から江戸時代に時間旅行をしてみませんか。高知県南国市で、絵図や写真などを通して土佐の歴史に触れる企画展が開かれています。

南国市の歴史民俗資料館で開かれている企画展「タイムトリップ土佐」。江戸時代から昭和にかけての絵図や絵はがき、写真など111点が展示されています。

なかでも目を引くのはおよそ縦2メートル横3メートルの「土佐国絵図」です。国絵図は江戸時代、幕府が地方の実態を把握するためにつくられたと言われています。村ごとに色塗りされていて国境や航路、その国の情報、高知の中心部からの距離などが描かれています。絵図の下の部分を見てみると「高知ヨリ須崎村迄九里」とあります。およそ36キロで、実際の距離と大きな違いはありません。また「高知ヨリ奈半利村迄十三里」。こちらもおよそ52キロで実際の距離とあまり差はありません。人が歩いて測量して描いたものですが、ほぼ正確に作られています。

こちらは須崎市にある地震碑の文字を写し取った拓本です。江戸時代の大地震による津波で、須崎では400人を超える人が亡くなりました。この碑は、地震や津波の恐ろしさを後世に語り継ごうと建てられたものです。

このほかとさでん交通とのコラボコーナーでは、大正時代の高知市堀詰を再現したジオラマも展示されています。電車通りにはとさでん交通の旧本社や、映画館などがあり、当時の様子を細部まで再現しています。

学芸員 青井恵理香さん:
「ご来館いただいた皆様からは非常に懐かしい光景だということでお喜びいただいております。ぜひタイムトリップをした感覚でですね、写真とか絵図とか楽しんでいただけたらと思っております」

この企画展は6月23日まで開かれています。

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