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News- 高知のニュース

能登派遣の医師が見た避難所《薬の管理》に課題 「経験を今後に生かして」高知赤十字病院

能登半島地震の被災地で救護活動を行った高知赤十字病院の職員が2月7日、現地での活動を報告しました。

赤十字病院からは1月11日から29日にかけ、DMAT、災害医療コーディネートチーム、第1救護班の3つのチームが被災地に入り、支援活動を行いました。2月7日病院の職員らに向けて活動内容や派遣先の避難所の状況などについて報告しました。

石川県七尾市の避難所で巡回診療や衛生状態の確認などを行った第1救護班は、宿泊先の金沢市から毎日片道2時間かけて移動。避難所では「薬の管理」についてこんなことがありました。

高知赤十字病院内科 大家力矢 医師
「ご自身の判断で体調が風邪気味だなと思ったら、市販薬とかが詰め込まれている箱があり、その中から自由に薬を使ったりしていた」

チームの薬剤師は使用期限切れの薬を廃棄したり、在庫のリストを作成したりし、市の職員に引き継ぎました。

また断水が続いている中で食事を少なめに取り、トイレに行く回数を減らしながら活動したことも報告されました。

報告を聞いた看護師長
「彼女たちが、彼たちが、現場の中の皆さんのニーズに沿った支援を行ったことは、本当にうれしく思いました。それを守る私たち、後方の支援も非常に大事だと感じております」

高知赤十字病院内科 大家力矢 医師
「救護班として続々と今後出ていく予定ですので、私たちが経験してやってきたことをしっかり伝えて、現地での今後の活動に生かしてもらえたら」

2月15日からは災害医療コーディネートチームが、被災地の医療ニーズなどを取りまとめる支援のため、石川県珠洲市に派遣されます。

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