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News- 高知のニュース

土佐市の中学生が地元の伝統工芸・手すき和紙の《卒業証書》づくりに挑戦【高知】

生徒が簀桁(すけた)という道具で和紙の材料をくみあげ、すいていきます。高知県土佐市の高岡中学校では50年近く前から毎年この時期に地元の伝統工芸である「手すき和紙」で生徒自身が卒業証書作りを行っています。

きょう12月5日は3年生の2クラス66人が、地元の和紙職人・井上みどりさんと高知市の和紙職人・吉田裕子さんから手ほどきを受け、紙すきに挑戦しました。

高岡中学校の卒業証書には、校章と卒業年度が透かしで入っているのが特徴です。校章などがデザインされた和紙と無地の和紙とを重ねることで美しい卒業証書が完成します。生徒たちは紙をすいたり、紙の上に乗って水分を取ったりする作業など真剣な表情で行っていました。

3年生
「こんな体験、めったにできるものじゃないので、貴重なことができて良かった」
3年生
「均等に紙をやるところとか難しかった。これを卒業式でもらうのがいいなとか思いながらやってました」
3年生
「(手作りの卒業証書は)これ自分らで作ったんやなっていう、感動が出てきていいと思います」

手すきの作業は12月6日まで行われ、2024年1月中には和紙が完成。思いがこもった卒業証書は3月の卒業式で手渡されます。

尚、高岡中学校の3年生は自分たちの分だけではなく、姉妹校である北海道の江別第三中学校の卒業証書96人分も一緒に作っていました。こちらも校章入りで気持ちのこもった証書なので、きっと喜ばれると思います。

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