「環境に優しく人体にも優しい」レーザーで塗装をはがす土木業界も注目の新技術 県内企業が初導入【高知】
2023年5月17日(水) PM6時30分
表面が綺麗に…金属の表面のサビや、古くなった塗料が綺麗にはがれていきます。
これはクリーンレーザー工法と呼ばれる技術で、老朽化した橋などの修繕工事などで使われ始めています。従来の方法では大量の研磨剤や薬剤を使うため、それらが産業廃棄物になります。その量は、1平方メートル当たり約15キログラム。
一方、クリーンレーザー工法では、名前の通りレーザーを使うため、廃棄物は剥がした塗料やサビだけ。15グラム程と1000分の1に減らすことが可能です。
この技術を使った製品は、コストが高く薬剤が使いにくい菓子工場で、どら焼きの金型をきれいにするためなどに使われてきましたが、エコ意識の高まりもありここ数年、土木業界でも使用する企業が増えていると言います。
県内では、高知市のツノ工業が初めて導入することを決めました。
ツノ工業 津野泰孝 社長
「環境に優しい、人体にも優しいということで導入を決めました。SDGsの観点からも(県内で)広がっていってくれたらと期待を持っています」










