「価格の優等生」卵の高騰続く オムライス店からも悲鳴【高知】
2023年4月20日(木) PM6時55分
飲食店にも大きなダメージが…。
矢野愛優記者
「このふわとろオムライスが今、危機に直面しています」
高知市のオムライス専門店「オムライス」。開店から22年、夫婦で店を切り盛りし、オムライスを中心に50種類以上のメニューを提供しています。
この道40年以上の溝渕日出男さん、67歳。多い時には、1日に70食以上のオムライスを提供しています。
オムライス・溝渕日出男さん
「(卵は)2Lが2つくらい、普通のLサイズやったら3つぐらいあるでしょ見た感じが」
オムライスには欠かせない、卵や鶏肉価格の高止まりに苦況が続いているといいます。
Q:卵の量は変えないのか?
オムライス・溝渕日出男さん
「それはちょっとできん。やっぱり自分が今まで作ってきた、こだわりというか、減らす事はできんです」
営業日には、毎日県内の卸売り店から卵10キロを購入していますが、仕入れ価格が徐々に上昇。去年(2022年)4月には10キロ2800円でしたが、11月には3540円まで値上がりしました。この時点でオムライスなど、一部メニューの値上げに踏み切りました。
しかし、仕入れ価格はさらに600円上昇。去年(2022年)4月と比べると、1年でおよそ1.48倍となりました。
オムライス・溝渕日出男さん
「下がることを知らんもんね。ずっと上がりっぱなし。これ以上、上がったらとてもやないけどやっていけんやないろうか」
それでも、長年愛されてきた店自慢のオムライスは、価格据え置きで出来るところまでやっていきたいと話します。
オムライス・溝渕日出男さん
「自分が食べると思ったら、やっぱり美味しいもの食べたいしね。それには、やっぱりまともなもの出したい」










