市職員がネットサーフィンで残業代を不正受給【高知】
2023年3月29日(水) PM3時00分

高知県須崎市は3月29日、農林水産課の40代の係長が残業中や休日出勤中に業務と関係のないホームページを閲覧し不正に時間外手当を受給していたとして懲戒処分を下し3カ月の減給(10分の1)としたことを公表しました。
市によりますと2022年秋ごろまでに他の職員など複数の人から通報がありパソコンの記録などを調べたところ事実と判明。本人は多忙な中での息抜きとして行っていた、などと自らの行いを認めているということです。
不正な閲覧の記録が残っているのは2021年1月から2023年3月6日までの2年以上にわたります。この間の係長の時間外勤務時間は約1600時間で、このうち3割程度はネットサーフィンを行っていたとみられています。
係長は不正に受給した時間外手当を弁済する意向です。市はパソコンの記録を精査し、弁済額を確定することにしています。また、管理監督責任があった課長については文書による厳重注意処分としています。