高知県は、2月から草花ガイドのスキルアップを目的に牧野博士ゆかりの地で散策ツアーを開催しています。3月18日、牧野博士が植物採集のため足繁く通ったという仁淀川町で行われたツアーには県内外から応募した20人のほか、ゲストとして高知出身の俳優・中村里帆さんが参加しました。

中村里帆さん：
仁淀川町の春を全身で体感してきょうは楽しみましょう

中学生まで高知で過ごした中村さん。初めて清流・仁淀川が見下ろせる花の里公園を訪れました。

中村さん：
（深呼吸して）今、高知を取り込みました、体内に

続いて一行は樹齢およそ500年のひょうたん桜を見に行きました。つぼみの形がひょうたんに似ていることから名付けられました。この地に落ちのびた戦国武将・武田勝頼がやがて地区の始祖となり、この桜を植えたという伝説があります。

500年と看板には書いていても「自分が子供のころから500年のひょうたん桜」と90歳のおじいさんが言っているので、もうすでにプラス100だから…

中村さん：
600年！

参加者は高知の植物にまつわるエピソードに聞き入っていました。

大阪から参加した中村さんのファンも。

大阪から：
ひょうたん桜がつぼみの方が見ごたえがあるということで、とても新鮮な気持ちで自然と触れ合って豊かな時間を過ごしています

中村里帆さん：
高知の桜ってすごい存在感があるというかなんか、圧倒されました。全国の方が来てくれて高知の虜になる人が増えてくれたら

県の観光博覧会「牧野博士の新休日」は3月25日に開幕します。この草花散策ツアーはあと2回行われ、漫画家の村岡マサヒロさんとタレントに転身した豊ノ島さんが参加します。