鮮度が命!今しか食べられない旬の味覚『メジカの新子漁』最盛期【高知】
2022年9月9日(金) PM6時50分
威勢のいい掛け声とともに次々と競り落とされていくのは、県内でメジカと呼ばれるソウダガツオの幼魚「新子」です。
須崎市魚市場では今年も7月後半から水揚げが始まり今、新子漁は最盛期を迎えています。
今年の漁獲量は平年並みで毎日1000匹程度が水揚げされていて、きょう(9日)はいつもより少し多めのおよそ1500匹が競り場に並びました。
須崎釣漁協 笹岡祐貴参事
「今年のメジカもサイズ感と味ともにかなりおいしい状態になっています。ばらつきがあまりなくずっと8月から今もおいしいのが続いています」
漁の時期が7月末から9月までと2カ月余りの新子。
須崎市では例年8月の終わりに「新子まつり」が開催されますが、新型コロナの感染拡大防止のため今年も3年連続で中止となりました。
新子は、鮮度が命!地元の漁師たちは朝、市場で仕入れた新子はお昼には食べてしまうというほど新鮮さにこだわるといいます。
そんな新子を味わえるのは魚市場からすぐの食事処「喜楽」。
現在、夜は営業していませんが平日の昼には新鮮な新子が味わえます。
新子の旨さを引き出すのに欠かせないのが、爽やかな酸味が強いブシュカン。
この時期を過ぎると甘くなるため、パンチの効いた薬味としていただけるのも今だけなんです。
最後にわさび醤油を振りかけて頂きます。
中川哲記者
「いやー、たまらんですね。早速いただきます。うん、これです、これです。」
「取れだち(取れたて)のモチモチ食感で、ブシュカンのさわやかな香りとよくマッチしています。普段口にしているカツオの刺身とはまた違ったスッキリとした味わいで、魚にうるさい須崎市民がうなるというのも納得です」
須崎釣漁協 笹岡祐貴参事
「ほんとにもう残り1カ月位しかメジカの新子を味わえないので、夏の思い出に食べていただいて良い夏の思い出にしていただきたいです」
メジカの新子漁は9月末まで行なわれるということです。