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News- 高知のニュース

四万十市はレギュラーガソリン180円台に…国が緊急措置発動も高騰は続く?【高知】

石油価格の上昇で県内でもガソリンの高騰が続いています。四万十市ではレギュラーの価格が1リットル180円台に突入しています。

客「高いと思いますね」

高知市のガソリンスタンド。掲示板には1リットル178円の表示が。レギュラーガソリンの価格の全国平均は3週連続で値上がりしていて、今週は170.2円と13年4か月ぶりに170円を超えました。県内の平均も前の週より1.1円上昇、全国で4番目に高い176.8円となっています。なぜ値上がりが続くのか?

県内のガソリン価格の移り変わりを見てみましょう。一昨年の春、新型コロナウイルスによる経済の減速で石油の需要が減ったことを受けて価格が大きく下落。しかしその後、世界的な経済の回復に伴い値上がりが続いてきました。さらに今年に入ると、ウクライナ情勢を巡って産油国であるロシアとアメリカの関係が悪化。上昇に拍車がかかりました。高知市よりもガソリンの輸送費が高くつく四万十市ではー

澤村記者「こちらのスタンドではレギュラーの1リッター当たりの価格が180円となっていて、四万十市内のほとんどのセルフのガソリンスタンドはこの金額になっています」

こちらのスタンドではこの2週間で1リットル当たり5円の値上げとなっています。

客「やっぱり家計に響きます。きついです」「大分きついですね。僕たち、営業やっているんで遠方へ中々営業行きにくいので、できたら安くなって欲しいですね」

ガソリン価格の急激な上昇を抑えるために国はきょう石油の元売りに1リットル当たり最大5円の補助金を出す緊急措置を発動しました。どの程度効果があるのでしょうか?

遠近石油・今城敏広所長「元売りの問題なのでスタンドとしては正直、そんなに何かしら影響があるとは思えないんですが、経費削減とか人件費削減をしながらお安いガソリンを提供していきたい」

県内のガソリンスタンドによりますと、残念ながら店頭価格が大きく下がる事はない見込みです。石油情報センターによりますと、補助金の効果で今後大幅な値上げが続く可能性は少なくなるものの石油自体の高騰は続く見込みで、しばらくは現状で高止まりしそうです。