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News- 高知のニュース

人間って接触する生き物なんだろうな… 高知市でデハラユキノリさんの新作展 【高知】

今、ぐっと減ってしまった「接触」をテーマに高知が生んだ鬼才・デハラユキノリさんが新作フィギュア展を開いています。

小6男子
「うーん、なんかある意味すごいなと思いました。制限がないというか、これぞ自由!みたいな感じ」

小6男子もうなる自由な作品を今年も披露したのがー

デハラユキノリさん
「ぼく年男です、今年。いい事がありそうな気がします」

高知市出身のフィギュアイラストレーター・デハラユキノリさんです。20年以上続く年始恒例の個展を高知市で開催しています。

今年のテーマはずばり「せっしょく」。会場には男女や親子が対になったフィギュアなど「接触」を表現した新作100点が並んでいます。「コロナ禍で接触できない」というネガティブな気持ちから生まれたテーマですが、思いのほか明るい作品ができたと言います。

香川から
「コロナ前だったら当たり前だった事が、今当たり前じゃないという事を、作品はふざけた感じだが突き付けてくる」

そんな「かつての当たり前」を表現したのがこの色を塗りかけの作品。裸の男性たちが肩を組んで盛り上がっています。

デハラユキノリさん
「コロナ前、宴会の時に撮った写真が出てきて今、コロナの時に見るとなんて楽しい人たちなんだというのがあったので、普段はあんまりモチーフ見て作る事はないが、この写真のこの楽しさをそのまま作品にしたいと思って」

「宴会できないかと考えて寂しい気持ちにもなるけど、この作品は希望になりそうな気がして、また楽しく皆で会えるようにと思いながら作りました」
このほかスマホでつながるイマドキの「せっしょく」も。訪れた人はじっくり時間をかけて楽しんでいました。

「やっぱり人間ってもともと接触する生き物なんだろうな。それで皆コミュニケーション取っているし生きてきた生き物なので、また今は難しい事あるかもしれないがずっと(コロナが)続くわけじゃないと思っているので、また接触して酒飲める時代に早くなってほしいです」

デハラユキノリ新作フィギュア展「せっしょく」は高知市本町のファウストギャラリーで1月10日まで開かれています。

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