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News- 高知のニュース

ヤギミルクのソフトクリーム 四万十町の道の駅に登場 亡き社長の思い、不思議な縁・・・運命【高知】

高知県四万十町にある道の駅四万十とおわで12月11日から販売が始まったのは、ヤギのミルクを使ったソフトクリームです。

愛媛県から男性
「どんな味だろうね」
愛媛からの観光客も興味津々です。
愛媛県から男性
「初めて食べる味ですね。おいしいです。あっさりしてるけど後ですごいコクがくる」

濃厚な甘みが自慢のヤギミルクソフトは栄養価が高く、消化吸収がはやいのも特徴です。このヤギミルクを提供しているのは南国市にある川添ヤギ牧場です。創業者で先代の社長である川添建太郎さんは、およそ600頭のヤギに自分たちで育てた牧草をエサとして与えるなど、臭みが少ない高品質のミルクづくりにこだわっていました。しかし今年7月、くも膜下出血により41歳の若さでこの世を去りました。

川添さんの遺志を継ぎ、牧場の後継者となったのが現在の社長である鈴木理紗さんです。鈴木さんはヤギミルクの販路をさらに拡大しようと11月、道の駅四万十とおわに商談に訪れました。そこで聞いたのは…

川添ヤギ牧場 鈴木理紗社長
「以前、川添の方からお話しがあったと聞きましてこれは運命だなと思いました」

川添さんは亡くなる1カ月前、鈴木さんと同じようにヤギミルクソフトを販売したいと、道の駅四万十とおわに話を持ちかけていたといいます。不思議な縁に驚きつつも鈴木さんは亡き川添さんの望み通り、四万十とおわでヤギミルクソフトの販売に至ったことに喜びを感じています。

川添ヤギ牧場 鈴木理紗社長
「すごくうれしいです。これからたくさんのお客様が食べていただけると思うと今から楽しみでしかたがないです」

不思議な巡り合わせで生まれたソフトクリーム。先代の「ヤギミルクを全国に広めたい」という思いはしっかりと受け継がれています。