高知さんさんテレビ

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ふるさと納税汚職 返礼業者に懲役2年求刑 【高知】

ふるさと納税をめぐる贈収賄事件で、賄賂を贈った返礼品業者の男に対し検察は懲役2年を求刑しました。

被告の証言から事件の全容が少しずつ見えてきました。奈半利町を揺るがせたふるさと納税をめぐる贈収賄事件。受託収賄の罪で起訴された町の元課長補佐・柏木 雄太被告は否認。元課長の森岡 克博被告は黙秘を続けています。事件の全容解明に向け鍵を握るのが、贈賄の罪に問われている水産会社 社長・松村 通成被告(31)です。
きょう(14日)の被告人質問で柏木被告との関係性を証言しました。

(松村 通成被告)
「ふるさと納税の仕事は柏木さんのもの。柏木さんの言うことは絶対」

松村被告はおととし柏木被告からアーモンド小魚を返礼品として商品化し、森岡被告の親族らを梱包のバイトとして雇うよう依頼されました。しかし、そのバイトは労働実態がなく松村被告は架空の梱包作業名目で4回にわたり、およそ180万円を賄賂として柏木被告らに渡したのです。梱包1個にかかる「バイト代」は500円でした。

(検察官)
「1時間で10個を梱包でき時給で換算すると5千円。これは法外では?」
(松村被告)
「値下げを交渉したが柏木被告から役場に上乗せ請求すればいいと言われた」

松村被告は実体のない梱包代に対する疑問を柏木被告と森岡被告にぶつけたと言います。森岡被告は数秒黙り込んだ後「誰にも言わないでくれ」と答え、柏木被告は「お前に言われるとは思わなかった」と泣いていたといいます。

罪について松村被告はー

(松村 通成被告)
「罪を償いたい。子供が生まれて恥じるところをみせたくなかった」

検察は「国民の公務に対する信用を失墜させた刑事責任は重大」として懲役2年を求刑。弁護側は「事件の全容解明に貢献し罪を認めている」として執行猶予付きの判決を求めました。
判決は12月16日に言い渡されます。