高知県で新たに266人が新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。直近1週間の感染者数が過去最多になりました。

県健康政策部・川内 敦文医監
「直近7日間の実数としては過去最高。ただそこから発生する重症・中等症の方は非常に少ないということで医療への負担は2月ごろのピークよりは軽減されている」

感染が判明したのは未就学児から90代までの266人です。このうち80代男性は死亡した後に感染が確認されました。感染経路不明は105人です。

年代別では10代が58人、20代が48人など40代以下が8割以上を占めています。70代以上は18人です。市町村別では高知市が156人、南国市が27人四万十市が15人など18の市町村で感染が判明しています。

死亡した80代男性は自宅で亡くなっているのを5月11日に別居の親族が発見。この親族が感染していたため検査したところ陽性だったことが判明しました。基礎疾患があったということです。

新たなクラスターは2件です。高知市の高校で同じクラスの生徒5人が感染。このクラスはきょうのみ学級閉鎖となりました。
幡多管内の中学校では屋内スポーツの部活で生徒10人のクラスターが発生しています。

県内の感染者の累計は2万4097人となりました。重症は1人減って0人、中等症は4人です。

四国の感染者は愛媛が212人、香川が320人、徳島が126人と4県全てで7日連続前の週より増加しています。