画像

  • 画像
  • 画像
  • 画像
  • 画像

News- 高知のニュース

高齢ドライバー対象の『運転技能検査』13日から開始 自動車学校でデモンストレーション【高知】

交差点に差し掛かった1台の車が停止します。
信号は赤。きちんと交通ルールを守っていることが分かります。
これはあす(13日)から全国で始まる、免許更新時の運転技能検査です。

きょう(12日)は高知市の自動車学校でデモンストレーションが行われました。
検査を受ける必要があるのは過去3年間に信号無視や速度違反などをした75歳以上のドライバーで、県内では年間1800人程度が対象となる見込みです。

こちらは間違えて段差に乗り上げてしまったときに、すぐブレーキをかけられるかを確める検査です。
48歳の記者が実際に体験してみました。

止まった状態でアクセルを踏み込んで、段差に乗り上げ1m以内で止めなければなりませんが・・・

検査員「今もう1m越えましたね」
記者「おおおおおおおお」

記者が思っていたよりも素早いブレーキ操作が必要でした。
検査は一時停止の際、停止線の手前で静止できるかなどあわせて5つあり、100点満点の70点以上で合格です。

去年、県内で起きた1046件の交通事故のうち、高齢者が絡んだ事故は482件と半分近くを占めています。
高齢者の事故を減らすことが検査導入の狙いです。

検査を体験した70歳の男性は。

体験した男性
「課題の所は減点なしということで安心しました。慢心せずに基本的な運転に、日頃から心がけることが大切だとわかりました」

運転免許センター・野口哲也講習担当課長補佐
「落とすための検査ではございません。安全に交通事故を起こすことなく、運転を続けられるかどうかを見るのが運転技能検査となっています。安全な交通社会の実現にご協力をお願いします」

検査は県内11カ所の自動車学校で、免許の有効期限の半年前から合格するまで何度でも受けられます。