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News- 高知のニュース

「自分が殺したと思われたくなかった」四万十町の自宅で弟の遺体放置 兄が初公判で罪認める【高知】

四万十町の自宅で弟の遺体を放置した罪に問われている男の初公判が開かれ、男は「自分が殺したと思われたくなかった」と罪を認めました。

死体遺棄の罪に問われているのは、四万十町の会社員・林 康二被告(58)です。起訴状によりますと、林被告は去年10月、四万十町の自宅で同居していた弟の遺体を放置した罪に問われています。
きょうの冒頭陳述で検察側は「1人で歩くことができない弟と9月下旬頃から暮らし始めた林被告がトイレに行けず室内を汚す弟を最終的にはマットを敷いた浴室で生活させた。食事は与えていたが仕事が忙しくなり10月3日頃を最後に弟の様子を確認せずにいた。1週間後に浴室で遺体を発見したがそのまま放置した」と指摘しました。
きょうの法廷で林被告は起訴内容を認めた上で、警察などに通報しなかった理由について「自分が殺したと思われることが怖かった」と話しました。
検察側は林被告がおよそ24日間も遺体を放置しており、その犯行は悪質として懲役1年を求刑しました。弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。
裁判はきょうで結審し、判決は来月18日に言い渡されます。