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News- 高知のニュース

芝居絵屏風でドロドロのメロドラマ!?日本各地を旅した気分になれる特別展『絵金芝居絵紀行』【高知】

幕末の絵師・金蔵の屏風絵を展示する「絵金蔵」では、夏の特別展『絵金芝居絵紀行』が開催されています。
「旅」をテーマにした企画展で、芝居絵屏風や絵馬提灯を展示しています。

作者不詳のこちらの芝居絵屏風は、宿場での男女3人の剣呑な雰囲気が伝わってきます。
思いあう2人の仲を割こうとしたり・・・旅立つ男性を追い川に飛び込もうとする女性。
ドロドロのメロドラマが描かれているんです。

こちらは例年赤岡町の絵金祭りで展示される絵馬提灯。
源義経の恋人・静御前が兄の頼朝から逃げる義経を探すために、付き人と旅に出ている様子を描いています。

さらに…見るだけで旅をした気分になれるのがこちら!

中村安里アナウンサー
「美容室にたばこ屋、こちらには一升瓶が並んでいる酒屋もあります」

こちらは絵金蔵の澤田美枝蔵長が制作したミニチュア絵金祭り。
新型コロナの影響で、2年連続の中止となった絵金祭りの雰囲気を味わってもらおうと展示しています。

福原明理学芸員
「高知県にいながら絵金の描いた芝居絵屏風を通じて、日本各地を旅できるのが今回展示している作品の魅力だと思う」

そのほか絵師・金蔵が墨だけで描いた白描画18点も展示されています。
儚げな「セミ」や・・・愛嬌のある「骸骨」など、夏の風物が描かれ見ているだけで涼しくなるような作品です。

「絵金芝居絵紀行」は7月25日まで。
「白描展」は8月1日まで絵金蔵で開かれています。