時短要請1カ月ぶりに解除 初日の夜の街「見ての通り閑散」明かりは戻るも人出少なく【高知】
2021年6月22日(火) PM8時00分
5月26日から高知市内の飲食店に出されていた午後8時までの時短要請。新規感染者数が落ち着いてきているとしてきのう(21日)解除となりました。
ひろめ市場もきのう(21日)から営業時間を午後10時までに戻しました。
高知市から
「(時短要請中は)自宅で一杯飲むくらいが楽しみだった」
「楽しいですね、県外の方ともお話しできて」
時短期間中、休業していたこちらの店もきのう(21日)から営業を再開。客からの注文を受けせわしなく動く店の人の姿が見られましたが…
eelfarm 西岡拳吾 店長
「人は全然ですね、(客の入りは)悪いと思う」
「県外客もだが県内のお客さんに来てほしいのが一番」
休業する店が多かった55番街にも明かりが戻っていました。55番街の焼き鳥屋「藤まる」は時短期間中、午後6時から8時までの2時間のみ営業。これまで時短要請には全て従ってきましたが今回は街の雰囲気が違っていたと話します。
藤まる 藤田悠代表
「最初の週末含めた4日間で全く人通りがなかったので今回はちょっと違うなという感想」
常連客
「8時までというのはやらないのと一緒。大将もしんどかったと思う」
「飲んで食べてまた明日頑張ろうという『ふりこ』がふれなかったらよくない。仕事自体にも身が入らない」
帯屋町にある、こちらの店は今回の時短要請を受けスタッフと客の安全を考慮し休業を選択。きのう(21日)から営業を再開しました。
gattina 松村萌々子 店長
「(コロナが落ち着いたら)マスクを外してお客様と話しながら笑って、というのをしたい」
時短要請の影響は飲食店だけではなくー。5月27日には乗り場にほとんど並んでいなかったタクシーも…きのう(21日)は数台が並び客の姿を待っていました。
タクシー運転手
「見ての通り閑散としてますよね。店の看板は明るくなりましたけどやっぱり急に人出(の増加)は期待できないのではないか」
運転手によるとこの1年の売り上げは例年の4割ほどにまで落ち込んでいるということです。
営業時間の短縮要請は解除になりましたが、県は引き続き、会食は「4人以下、2時間以内」で行うよう求めています。元通りの街に戻るにはまだ時間がかかりそうです。