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News- 高知のニュース

最盛期の10分の1に…生産量日本一・土佐清水市の宗田節 原料のメジカ不漁で今年も入札会中止【高知】

土佐清水市が生産量日本一を誇る『宗田節』。
原料となるメジカが、例年にない不漁に陥っています。

宗田節は、メジカを原料に作られるかつお節で
土佐清水市が全国シェアの7割から8割を占めています。

例年4月に全国から業者が参加する『入札会』が開催されていました。
しかし、5、6年前からメジカの不漁が続き
3年前の開催を最後に、今年も中止が決まりました。

土佐清水市中浜にある『たけまさ商店』です。

宗田節の製造と販売を手がけ、来年で創業100年を迎えますが
今の水揚げは、最盛期の10分の1ほどまで落ち込んでいるといいます。

たけまさ商店
武政嘉八代表取締役
「いつもなら3月、4月、5月にかけてが一番の盛漁期。
 水揚げが少ないのに困っています。
 できる限り漁があることを願っています。」

近年の不漁の要因は
土佐清水沖の水温や海流の変化などが考えられますが
はっきりとしたことはわかっておらず
水揚げ量が回復する見通しは立っていません。