県内で新たに6人が新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。県は感染力が強い変異ウイルスが広がっている可能性が高いとみて、症状が出たら早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。

感染が確認されたのは20代から40代の男女6人です。このうち4人は5日感染が発表された患者の濃厚接触者で、うち3人は南国市の幼稚園に勤務する20代女性の家族です。きょう（6日）発表された残りの2人は夫婦で、中央西福祉保健所管内の30代の夫と20代の妻です。妻は高知市内の医療機関で働いていますが、業務で患者と接触していないことや、一緒に食事をした同僚4人が陰性であることなどから、県はこの医療機関で感染が広がる可能性は低いとしています。

また県内で確認された変異ウイルスの感染者のうち、新たに1人がイギリス型と分かりました。これまでに変異ウイルスへの感染が確認された16人のうち、4人がイギリス型となり残り12人は検査中です。

家保英隆　健康政策部長
「県内、非常に陽性のうちで変異株の発生率が高くなっています」
「かなり感染力の強いというイメージを持っております」
「症状があればかかりつけなり検査ができる医療機関に電話をかけたうえで、早めに受診をしていただく」

県内ではこの4日間で18人の感染が発表されました。感染経路不明の割合が少ないことから県は現時点で「第4波」が到来しているとは見ていませんが、引き続き注意が必要だとしています。