春の味覚タケノコのシーズンがやってきた!「ずんぐりむっくり」「髪の毛」に注目?【高知】
2021年4月6日(火) PM7時00分
横山すみれ記者
「ゆであがったばかりの、とってもいい匂いに包まれます。春の味覚・タケノコです」
高知市七ツ渕地区で始まったタケノコの収穫。加工所には昼前から朝どれの新鮮なタケノコが次々と運び込まれました。ゆでた後に皮をむくと…白く艶やかな身が姿を現します。
生産者
「今朝採ってすぐ湯がいて加工するのでやっぱり柔らかくて甘みがいいです」
生産者によると裏年にあたる今年の収穫量は表年より15トン少ない45トンを見込んでいます。しかし今年は気温が高く、適度に雨が降ったことから、タケノコの成長が例年に比べ2週間ほど早いそうです。収穫初日は例年1トンほどのタケノコがとれますが、今年はその3倍。きょう(6日)だけで3トンを超えるタケノコが収穫されました。
この道43年の大ベテランで加工組合の組合長でもある山本巌さんによると、おいしいタケノコはあまり背が高くなく横に太っていて丸い「ずんぐりむっくり」なもの。
掘り当てるには「髪の毛」と呼ばれるタケノコの先の部分に注目すると良いそうです。
七ツ渕筍加工組合 山本巌組合長
「ほら、丸いろ?」
「(髪の毛が)横に広いもの」
(その髪の部分が広いと大きくて丸い?)
「丸い」
「これ、100点じゃないかな」
収穫したタケノコはおよそ200度でゆで上げ皮を剥き、一晩水にさらしてあくを抜いたあと、あすの朝、出荷されます。
七ツ渕筍加工組合 山本巌組合長
「旬のものを皆さんがおいしくどんな料理でもいいですが食べてもらえたら、一番いいと思う」
タケノコの収穫は今月(4月)いっぱい行われます。