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News- 高知のニュース

1.8メートルの“巨大力士”で『紙相撲』 スマホで「電子どんどこ」コロナ対策の遠隔操作も【高知】

高さ180センチ、段ボールで作られた巨大な力士たちが次々に土俵入り!

高知県佐川町の桜座で1月17日、「巨大紙相撲大会」が行われました。

地域を盛り上げようと2018年に初めて開かれ今回で3回目となるこのイベント。

醍醐味はドンドコ!と、とにかく土俵を叩くことです。

いつもは満席の会場に割れんばかりの声援が響きますが、今回は感染拡大防止のため無観客での開催となりました。

さらに、土俵周りの”密”を防ぐために登場したのが…

「はっけよーい、のこった!」

川辺世里奈アナウンサー:「土俵に勢いよく打ちつけるあのハンマー。実はスマートフォンを使って動かしているんです」

その名も「電子どんどこ」!

スマートフォンの画面をタップすると連動してハンマーが動くというユニークな仕組みです。

発案した土谷享さん「どんどこ巨大紙相撲のタイトルにもある通り、土俵を叩くという行為をする機械って考えたときに、かなりバカバカしいんですけど、ハンマーに行きつきました」

大会の様子はYouTubeで生配信していたことから、会場にいなくても遠隔操作で土俵をたたいて参戦できるという画期的なシステムです。

取り組みはトーナメント形式で行われ、19体の力士が白熱の戦いを繰り広げました。

中には疫病退散にご利益があるとされる妖怪・アマビエの姿も。

参加者「もうちょっとの辛坊だと思うので、みんなで三密を避けて早く退散してもらいたい」

一方、こちらは地元の仲良し5人組。力を合わせて作った「おおぎつね」で勝負を挑みます!

2時間に及ぶ熱戦の結果、大会を制したのは、地元の仲良し家族が合同で作った「エビフライおおかみ」!

お手製の優勝カップが手渡されました。

土谷享さん「この仕組みをもうちょっと洗練させていけば、佐川町で世界大会も開けると思う。今回踏み出した一歩が新しい可能性が生まれるひとつの希望になっていくよう期待している」

コロナ禍で生まれた知恵とアイデアでこれからも「どんどこ巨大紙相撲」は進化を続けます。

なお、YouTubeの再生回数は285回でスマートフォンで大会中にタップされた回数は5万回以上にのぼったということです