四万十川の上空で愛を誓う ジップライン結婚式【高知】
2020年11月24日(火) PM7時00分
集合写真
「幸せになるぞ! オー!3代で飛ぶぞ! オ-!」
四万十町十和の道の駅「四万十とおわ」で1組のカップルが
結婚式を挙げました。
主役は、四万十町窪川出身の石本天真さん22歳と
愛媛出身の久代さん23歳です。
新郎「ワクワク楽しみです」
新婦「新しい結婚式として第一号としてできるので
嬉しさとドキドキとあります」
結婚式を前に緊張?いえいえ
それだけではありません。
2人の前には四万十川にかかる200メートルのワイヤーが…
これからこのジップラインを渡って愛を誓うのです。
2人の出会いは遡ること1年前。
中村高校西土佐分校でカヌー部のキャプテンを務めていた新郎は
縁あって愛媛の観光施設でカヌーインストラクターの
手伝いをしていました。
その施設で働いていたのが新婦の久代さんで
1年の交際を経て、今月めでたく入籍しました。
新型コロナウイルスの影響で挙式場所に困っていた新郎は
ジップラインのスタッフをしている姉に相談。
道の駅や町の協力により思い出の地・四万十川で
「ジップライン結婚式」を挙げることになったのです。
さらに親族も一緒にジップラインを滑り
人生の門出をお祝いすることになりました。
新婦ON
Q ジップライン用の?
「そうです セパレートの分かれてるんですよ、ここが」
器具の着脱がしやすいように上下が分かれた
ウェディングドレスをこの日のために新調しました。
準備も万端!いざ本番!
…の前に先陣を切るのは
新郎の祖父 宇都宮省二さん(69)
「安全運行で行きます」
人生の大先輩である新郎の祖父・省二さんと
挙式を後押ししてくれた姉の華音さんです。
新郎の父 石本篤司さん(47)
「本当嬉しいです。この日が来たのかって。
落ちないように頑張って滑りたい」
新郎の父と妹も続きます。
滑走の様子
そしていよいよ
新郎新婦の挑戦です。
新郎&新婦
新郎「ドキドキしますが楽しんで走ってこようと思います」
新婦「緊張なんでとりあえず笑って手振ることが課題ですかね」
滑走の様子
「3・2・1! GO!」
新郎「幸せになるぞー!」
新婦「はーい!」
新郎&新婦
新郎「新しい結婚式の形ということですごいいい経験になって
楽しかったです」
新婦「高所恐怖症なので大丈夫かなと。
人もいっぱいいて緊張したけど飛んだ瞬間に緊張が解けて楽しかった」
新郎インタ
「ケンカした時にはここに来て滑ってリフレッシュしたい」
「一途なワイヤーのようにひたすら愛を注ぎたい」
愛の大滑走を無事に終えた2人はこのあと道の駅の中庭で
人前結婚式を執り行いました。
入刀したケーキはジップラインをモチーフにした
特製ケーキです。
「せーの! あーん」
四万十川で愛を誓った2人は多くの人に祝福を受け
人生の新たな一歩を踏み出しました。